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現場ブログ
尾道市でIG工業のスーパーガルテクトを使用した屋根カバー工事

尾道市にお住まいの皆さまこんにちは、街の屋根やさん福山店です。

今回は尾道市で行った『屋根カバー工事』の様子を紹介いたします。

雨漏り工事や屋根リフォーム工事をご検討中の方はぜひご参考ください。

　

尾道市にて雨漏りしていた屋根のカバー工事

ご相談内容

尾道市にお住まいのお客様より、「2階天井が雨漏りしていて困っています。」とのご相談をいただきました。
お客様のご自宅はスレート葺き屋根2階建てのお家になります。

1年前に2階天井から雨漏りが発生し、他の業者さんに屋根塗装工事を行なっていただいたそうです。
屋根塗装工事後しばらくは雨漏りの症状もなく、よかったと安心していたところ、最近になって当時の天井雨染みが広がっていることに気が付いたそうです。

雨染みの広がりに不安になり、ネットで屋根専門業者を探していたところ、当社を見つけてご連絡をくださり屋根調査を行いました。

雨漏り調査の様子▶尾道市の雨漏り診断でスレート屋根の棟板金浮きと縁切り不十分を確認＞＞

　　

工事内容

屋根調査の結果、〔棟板金の浮き〕〔塗装時の不十分な縁切り〕を確認いたしました。
このままにしておくと、雨漏りがひどくなっていく一方です。

お客様は「なるべく費用を抑えて対策をしたい。」とのご希望でした。
そのため、『屋根カバー工法を用いた工事』をご提案させていただきました。

屋根カバー工法は、既存の屋根材をそのままに重ね葺きをする為、既存屋根材の処分費もほとんど掛からず費用を抑えることができます。
また、2004年以前に建築されたお住まいの場合、アスベストを含んだ屋根材を使用していることが考えられます。
アスベストの処分にも適切な規制が定められている為、多額の費用が発生してしまいます。

対策として屋根葺き替え工事よりも「屋根カバー工法」のほうが費用を抑えられる旨をお話しし、今回の屋根カバー工事を行うこととなりました。

使用する屋根材はIG工業のスーパーガルテクトを採用いたしました。

　

■IG工業　スーパーガルテクトの特長

スーパーガルテクトの特長

・耐久性が高い
スーパーガルテクトは、錆びにくい金属の「超耐久ガルバ」を使っている為、高い耐久性を実現しています。
雨や風から長期間お家を守ってくれるため、メンテナンスコストも削減できます。

・遮熱性、断熱効果
熱を伝えにくい断熱材ポリイソシアヌレートフォームの採用で高い断熱効果を発揮し、夏は涼しく、冬は暖かい快適な住空間が期待できます。

・軽量
スーパーガルテクトは1㎡あたり5㎏で、スレート屋根に比べて約1/4、和瓦屋根に比べて約1/10と超軽量です。
屋根が軽くなることで、地震災害対策にもなります。

※耐震性向上にもなるスーパーガルテクトは屋根葺き替え工事にもおすすめしています。

　　　

屋根カバー工事を行っていきます

仮設足場の組立

足場の架設工事が完了し、前回の現場ブログにてその様子を紹介いたしました。

足場架設時の様子▶尾道市で雨漏り工事の足場架設｜屋根カバー工事のメリットとは＞＞

　

既存の棟板金と下地材の撤去

まずは強風で折れ曲がってしまった棟板金全体と腐食していた下地材全体を撤去していきます。
手際よく作業を行っていきます。

　　

　　

下地材の腐食具合

下地材は、経年劣化と棟板金を留めている釘が抜けたことによる水の浸入が原因で腐食していました。

　

新しい防水紙の敷設

棟板金と下地材を取り外しましので、次は既存の屋根材の上から新しい防水紙（改質アスファルトルーフィング防水紙）を下葺きしていきました。

参考記事雨漏りを防止する屋根の防水紙の重要性

　

軒先の水切り金物施工

ルーフィング敷設が終わりましたので、次は軒先唐草水切りとケラバ水切りの施工を行っていきます。
まずは軒先の施工から行っていきました。

参考記事不具合は雨漏りに繋がる！ケラバの修理方法をご紹介（軒先説明記載）

　　

ケラバの水切り板金施工

そして、次にケラバ部水切りの施工を行っていきました。

参考記事屋根のプロが教える！破風板・鼻隠し・ケラバの役割と修理・補修方法

　

棟換気口の施工

今回は小屋裏換気環境改善の為、換気棟の設置も行います。

お客様のご自宅には妻換気口がなかったことと、軒天換気口は前回の塗装工事で塗りつぶされており、換気環境に大変不安がありました。
雨漏りの経験から、小屋裏の湿気を逃がす為に換気棟の設置をおすすめさせていただきました。

参考動画換気棟（かんきむね）で季節の悩み解決！

換気棟設置のための開口部

屋根の下地に開口部を作り、換気棟用水切りを設置いたしました。

参考動画【暑さ・結露対策に】換気棟で快適生活をサポート！どんな屋根でも施工できる？

　

屋根材（スーパーガルテクト）

棟部木下地の設置が終わりましたので、次は平部に屋根材のスーパーガルテクト本体を取り付けていきます。

先述しましたとおり、今回採用した屋根材はIG工業の『スーパーガルテクト』です。
今回は大屋根のみの工事になりますので出来るだけ既存の屋根材に色が近いものでということで、色はSシェイドブラウンをお選びいただきました。

　

屋根材の施工

屋根材を設置していきます。上下を重ねて取り付けていきます。
隅の部分はサイズを測り、現地でカットして取り付けていきます。

　

棟板金と換気棟の施工

屋根の頂上まで取り付けが終わると、棟板金と換気棟の設置に入ります。
棟の木下地に防水紙を張り、まずは棟板金取り付けていきました。

参考記事棟板金の飛散がご心配の方へ、棟板金交換工事でお悩み解決！

　　

換気棟の部材

今回使用しました換気棟の部材です。
こちらの換気棟部材を施工していきました。

　　

屋根カバー工事が完了しました

尾道市でのスーパーガルテクトを使用した『屋根カバー工事』が完了しました。
雨漏りの心配がなくなり屋根の印象も変わり、お客様にも大変喜んでいただけてよかったです。

【屋根カバー工事】
工事費用：約1,000,000円
施工日数：約1日　※大屋根のみのカバー工事
　　　　　63.2㎡ご参考　　
　　　　　（屋根の形状や大きさにより、工事期間は異なります。）
　　