ポリカーボネートとは?特徴やメリット・デメリット
皆さまこんにちは、街の屋根やさん福山店です。
街の屋根やさん福山店の屋根工事コラムをご覧いただきましてありがとうございます。
今回はポリカーボネートについての解説です。
ポリカーボネート(PC)とは、熱可塑性樹脂-ねつかそせいじゅし-
の一種であるポリカーボネート樹脂が原料のプラスチック素材です。
耐衝撃性や耐久性、透明度が高く大変優れています。
紫外線に強く、-40℃~125℃までの温度に耐えられるため、屋根や看板などの屋外利用に最適な素材なのです。
そして、ポリカーボネートの最大の特性の1つに、加工性の高さがあります。
優れた性質をもっている上にさまざまな加工方法に柔軟に対応しているということもあり、近年たくさんの場面で使われることが多くなりました。
同じプラスチック素材でも「アクリル」は皆さまご存知の方も多いかと思いますが、ポリカーボネートとの違いを知る上でも「アクリルとは?」について少しふれておきましょう。
『アクリル樹脂』ともいうこの素材は透明度の高さ、切断、穴あけ、曲げ、接着などの加工がしやすい特徴がある為、多種多様な製品に使用されています。
耐久性に優れ、破損してもガラスのように飛び散ることはありません。
最近のコロナ過でDIYを楽しむ方が多いと思いますが、細かな加工が必要な場合はアクリルはよい素材でしょうね。
透明度の高さ、ガラスよりも軽く安全性も高いことから長い間、カーポート等の屋根材としても使用されてきました。
ポリカーボネートとアクリルは同じプラスチック素材ですが、その特性には大きな違いがあります。
■耐衝撃性
まず耐衝撃性についてですが、アクリルに比べ、ポリカーボネートの方が非常に衝撃に強く、割れにくい特性があります。
その強度はアクリルの約50倍!とプラスチック素材の中では最高クラスです。
■耐久性
こちらもポリカーボネートの方がアクリルよりも優れているといわれています。アクリルは紫外線に弱く、ポリカーボネートに比べ劣化が早い特徴があります。
紫外線は強度低下の原因になる為、ポリカーボネートは屋根材に適しています。
■透明性
透明度86%のポリカーボネートに対し、アクリルは93%と数値に関してはアクリルに軍配が上がります。
ただしこれぐらいの差であれば、見た目ではわからないレベルにあるといっていいでしょう。
ポリカーボネートのメリット
・衝撃強度は透明プラスチックの中でも大変高く、アクリル樹脂の約50倍衝撃に強い
・熱にも強く、耐寒性、耐候性が高い
・一度燃えても熱源を離すと火が消える「自己消火性」を備え、燃えにくい
ポリカーボネートのデメリット
・疲労強度は小さい
・アルカリ性には弱い
・アクリルと比べて硬度が低く、傷が付きやすい素材
ポリカーボネートの用途は非常に広く、精度の高い、形状が安定した、透明度の高いような製品を作りたいときに多く使用されています。
街の屋根やさん福山店でも、カーポート屋根やバルコニー屋根の交換工事の際、ポリカーボネート製波板をオススメしております。
メリット・デメリットそれぞれありますので、ぜひご参考にしてお住まいのお悩みを解消できればと思います。
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