漆喰とは?瓦屋根の漆喰(しっくい)の役割や寿命、施工事例を解説!
瓦屋根に使われている『漆喰(しっくい)』を皆様ご存知でしょうか?
「瓦の漆喰が劣化してるから補修したほうがいいと言われたんだけど…」
「漆喰のメンテナンスって何をしたら良いの?」
と、ご相談を受けることもよくあります。
漆喰は、瓦屋根ならではのものであり、漆喰が使われる主な箇所は「棟瓦」です。
実はこの漆喰は定期的にメンテナンスを行う必要があるのですが、その時期を見逃してしまい、大事な棟にダメージが…というケースが多くあるのです。
今回の記事では、瓦屋根の『漆喰』の役割や寿命、補修方法などを解説していきます。
そもそも漆喰とは何なのでしょうか?
漆喰とは、石灰石と水を混ぜて出来た消石炭に、自然素材の”すさ”や”のり”などを加えたものが主成分の建材です。
最近では、合成樹脂が使用されているものもあります。
耐火性に優れ、古くから家の様々な箇所に使用されてきました。
壁や天井、瓦屋根に使用されています。
漆喰が瓦屋根に施される主な目的は
「葺き土保護のために雨水を浸入させない」「見た目を美しく保つ」という2点があります。
瓦屋根に使われている漆喰は、主に棟(屋根の頂部)で使用されています。
漆喰が棟(むね)と瓦の間の隙間を埋め、瓦の下にある屋根の葺き土(ふきつち)を雨風から守る役割をしています。
また、漆喰で瓦同士をしっかり接着しておけば、強風や地震が起こった際でも、ズレを防止できる効果もあります。
屋根の漆喰の
寿命は15年から20年と言われています。
年数が経過すると表面が朽ちてくる、剥がれるといった症状が表れます。
さらに劣化が進むと屋根全体のズレなどにつながる為、定期的な点検が必要となります。
漆喰が劣化する要因としては、
・長期間日光や雨風にさらされる・地震や強風による揺れでの負担などが挙げられます。
●漆喰の詰め直しまず劣化した既存の漆喰をすべて除去後、瓦の下地となる葺き土を整えていきます。
漆喰が定着しやすいよう下準備が終わると、あとはしっかりと漆喰を塗っていき、最後に表面を整えたら施工は完了です。
軽微な損傷や劣化の場合は漆喰を塗り直すだけで修理することができますが、棟瓦がずれている場合は棟瓦の取り直し工事が必要となります。
●棟瓦の取り直し棟瓦の取り直し工事とは、棟瓦の部分を全て除去し、1から作り直す工事になります。
棟内部の葺き土が流れ出てしまい棟が沈んでしまった場合や、地震などで棟全体が歪んでしまったり、倒壊した場合に棟瓦の取り直し工事を行います。
瓦屋根の漆喰は定期的なメンテナンスが必要です!
瓦の寿命が50年から100年に対して、屋根漆喰の寿命は約20年程度。
瓦屋根はメンテナンスがほとんどいらないと思われがちですが、屋根漆喰は約20年前後でメンテナンスが必要です。
漆喰の劣化を放置すると、雨漏りの原因になったり、多額の工事費用が発生してしまう可能性もあります。
屋根はあなたの大切なお住まいを守る重要な場所です。
定期的な点検、メンテナンスをおすすめいたします。
街の屋根やさん福山店では、屋根に関することなら何でもご相談・工事依頼を承っております。
漆喰を用いた工事も年間多数いただいておりますので、どうぞお気軽に街の屋根やさん福山店までご相談ください。
屋根は建物を守る大切な役割があります。
飛散や雨漏り被害に遭う前に適切なメンテナンスを行いましょう。
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