ここで防水工事の種類をご紹介しておきましょう。先ほど出てきたFRP防水と他にも3種類、計4種類の防水工事があります。
そして防水工事は大きくわけると【塗る防水】と【貼る防水】に分かれます。
★ウレタン防水★【塗る工事】
☆通気緩衝(つうきかんしょう)工法
補修が簡単なため、下地形状が複雑でも対応が可能
継ぎ目のない均一な仕上がりになります
通気緩衝シートがふくれを防止して優れた耐久性を発揮
防水層が軽量!
費用は高め、耐用年数は15年程度
☆密着工法
防水層が軽量!
下地に水分が溜まってしまうと膨れ上がってしまうので雨漏りした建物には向いていない
費用は安く、耐用年数は5年程度
★FRP防水★【塗る工事】
FRPとは「繊維強化プラスチック(Fiber Reinforced Plastics)」の略称
強度が大きく、軽量・耐水性・耐熱性・耐久性に優れる
バスタブや船などの素材に使われる
丈夫な分、伸縮性はないため強風や地震で建物が揺れた場合壊れやすい
費用は高め、耐久年数は約10年
★シート防水★【貼る工事】
☆塩ビシート防水
貼る防水工事のため既存防水層がどんな防水層でも上から被せられる
シートを貼って施工するため複雑な形状には対応しにくい
ゴムシートより費用は高め、耐久年数は10年~20年
☆ゴムシート防水
安くて軽量で柔軟性があるので地震のある日本では昔は主流だった
現在は取り扱う業者が希少になった
密着工法での施工で施工後に接着剤が剥がれることがある
費用は安い、耐久年数は10年~15年
★改質アスファルト防水★【貼る防水】
アスファルト特有の高い接着性や防水性を利用したもの
☆トーチ工法☆
既存のアスファルト防水の上にかぶせることができる
アスファルトシートを溶かして接着させる
☆冷工法☆
火を使わずに剥離紙をはがして接着する
単価は高くなる
☆BANKS(バンクス)工法☆
下層ルーフィングを熱して溶かして施工する
臭いや煙のない作業環境が安全
耐久年数が20年と長期
どの防水工事がいいかは、現地調査に伺って建物や面積など確認させて頂いてご提案しています
お客様の要望や、費用に関してもお気軽にご質問ください