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施工事例
福山市で防水力が低下した木造二階建て住宅の雨漏り修理

工事のきっかけ

福山市にお住まいのお客様より雨漏りのご相談です。

古い商店街に建つ木造建物二階建ての二階で雨漏りが発生しているとのことでした。
それは天井から雨水が染み出してくるほどでした。

無料調査にて雨漏り原因を調べましたところ
▲むき出しになった防水紙（一部剥がれ有り）
▲ずれている瓦
▲パラペットの笠木の錆び
▲隣の建物との水切り板金の劣化
が判明しました。

調査結果から、屋根の雨漏り修理工事と外壁の軽微な補修工事を行うこととなりました。

福山市屋根補修工事,防水工事,雨漏り修理

ビフォーアフター

工事基本情報

施工内容: 屋根補修工事,防水工事,雨漏り修理

施工期間: 5日間

使用材料: 改質アスファルトルーフィング、ガルバリウム鋼鈑、板金、ビス、コーキング剤　他

工事費用: 約600,000円　※足場代含む

福山市にて木造二階建て住宅の雨漏り修理

皆さまこんにちは、街の屋根やさん福山店です。

福山市で行いました『木造二階建て住宅の雨漏り修理』についての施工事例です。
雨漏りの原因になった症状や雨漏り修理工事の工程を紹介いたします。

似たような状況の方、雨漏り修理内容について気になる方などぜひご参考ください。

福山市にお住まいのお客様より「木造建物二階建ての二階で雨漏りが発生しているので見に来てください。」とのご相談をいただきました。
まずは雨漏り原因を特定するために現地調査にお伺いしました。

参考記事街の屋根やさんの無料点検でお住まい全体の不安も解消！

　　　

雨漏り調査の様子

▲むき出しの防水紙

二連梯子をパラペット付近に架けて、屋根の上を調査いたしました。

まず、パッと目についたのは板金下地の防水紙がむき出しの状態であることでした。

お客様にお話をお伺いすると、以前にも同じ箇所で雨漏りがあったとのことでした。
他の屋根工事業者に応急処置を依頼されたそうですが、あくまでの応急処置としての雨漏り補修を行なわれたそうです。

この応急処置は、防水紙をパラペットの内側の立ち上がりにテープでとめただけの処理でした。
時間の経過とともに、テープの粘着力が落ちてしまい防水紙が剥がれてしまったようです。

参考記事雨漏りを防止する屋根の防水氏の重要性

　　

▲瓦のずれ

また、瓦を見てみると、瓦がずれていることも確認できました。
瓦のズレている箇所から雨水が浸入してしまうことも大変多いです。

こういった箇所から雨漏りしていると考えられます。

瓦工事に関する類似記事福山市での瓦屋根補修｜費用を含む施工事例を５つ紹介！＞＞

　　　

▲パラペット笠木の錆び

次にパラペットの笠木の様子です。
写真のように、パラペット笠木の板金も劣化が進んで錆びついてしまっていることが分かります。

現状でも、このさびた板金部分から雨水が浸入して雨漏りしている可能性も考えられます。

参考記事雨漏りの原因となりやすいパラペット、メンテナンスは必須です

　　　

▲水切り板金の劣化

さらに、隣の建物との水切り板金も劣化が進んでおり、このままではいつお隣の建物に雨漏り被害がでてもおかしくありません。
隣人とのトラブルのもとになってしまう可能性もあります。

参考記事雨漏りをさせないために、雨水を積極的に誘導して排水させる雨仕舞い

　　

雨漏り調査の結果

雨漏り調査の結果、
▲むき出しの剥がれた防水紙
▲瓦のズレ
▲パラペットの笠木の腐食
▲水切り板金の劣化
が見られました。

ガルバリウム鋼鈑を用いた雨漏り修理工事を行うこととなりましたので、雨漏り補修工事の様子を紹介いたします。

　　

雨漏り修理工事を行います

足場の架設をします

前日に架設した足場を使用し、板金職人と瓦職人が屋根にあがっていきます。

今回の現場であるこちらの木造建物は商店街に敷地いっぱいに建っております。
そのため、近隣に配慮して極力道路や隣接地への突出が少なくなるよう足場の架設を工夫しました。

足場に関する類似記事福山市で住宅リフォーム工事のため足場組立を行いました＞＞

　　　

防水紙を撤去します

まず、問題のあるむき出しの防水紙（ルーフィング材）を全てめくって撤去していきました。
ルーフィング材で覆われていた谷板金は劣化しており、腐食がかなり進んだ状態です。

谷板金施工記事福山市にていくつもの穴があいた谷板金工事｜費用と施行方法は？＞＞

　　　

防水紙撤去後の板金の劣化具合を確認しました

写真のように、谷板金には錆がまわって完全に孔（あな）があいています。
そして、周りを囲っているパラペットの笠木も調査時に確認した通り、全体的に腐食が進んでおります。

参考記事意外と多い笠木が原因のベランダ・バルコニーからの雨漏り

　　　

取り合い水切り周辺の瓦を一時撤去しました

また、こちらも雨漏り調査時に確認いたしましたが、隣接建物との取り合い水切りも大変劣化しています。
この周辺の瓦を一時撤去しました。かなりの劣化がみられますね。

　　

新しい防水紙を設置します

新しい防水紙の設置を行っていくため、施工する周辺の瓦を一時撤去しました。
そして、古い板金を剥がし、防水の為新しく改質アスファルトルーフィングを屋根下地に張り込みました。

　

ガルバリウム鋼鈑の谷板金設置しました

新しい防水紙を設置した上に、ガルバリウム鋼鈑を加工して製作した谷板金を取り付けていきました。

ガルバリウム使用の施工記事福山市にて雨漏りしていた瓦棒葺き屋根の葺き替え工事を行いました＞＞

　　　

パラペット笠木・取り合い水切り交換をしました

谷板金の設置の次はパラペットの笠木、隣接建物との取り合い水切りをビス・コーキング剤を使用してしっかりと取り付けていきました。

参考記事屋根工事と雨漏り補修に必要なシーリングやコーキングの種類と使用法

　　　

ドレン設置、排水パイプ補修をします

ガルバリウム鋼鈑の谷板金には新しいドレン（水抜き）を取り付けました。

そして、外壁からの排水パイプの突出が不十分でモルタル外壁に雨水が浸み込んでいる可能性があるため、補修によりドレン・排水パイプから集水桝に確実に雨水が落ちるよう細工をしていきます。

　　

瓦を一部差し替えました

また、既存の瓦にはヒビが入ったりひどいものになると割れやズレが見られました。

それにより、雨漏り原因の一つになっているため、問題のある瓦については新しいものと取り替えました。
こうしてみると結構な枚数差し替えたことがわかります。

　　

モルタル外壁のコーキング補修をしました

屋根からの雨漏りが原因となって外壁のモルタルにクラック（亀裂）が入っていたことも考えられますが、この
クラックから雨水の浸入の原因になります。

そのため、屋根の雨漏り修理した後、コーキング剤を使用して道路に面するモルタル外壁にみられたクラックの補修を行いました。

クラック補修記事福山市にて外壁クラック補修｜雨漏りの原因は外壁から！？＞＞

　　　