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施工事例
福山市で居酒屋店舗の屋根葺き替え｜トタンからガルバリウム鋼板へ

工事のきっかけ

福山市内で居酒屋経営をされているお客様から２店舗目を出すにあたり、屋根補修をしてほしいとの依頼でした。見た目からも広範囲で錆びが確認できます。内部でも雨漏りがおこっていたようなので、下地から補修することになりました。

福山市屋根補修工事,屋根葺き替え

ビフォーアフター

工事基本情報

施工内容: 屋根補修工事,屋根葺き替え

施工期間: 2週間

使用材料: ガルバリウム鋼鈑

福山市居酒屋店舗屋根葺き替え前調査

福山市の居酒屋店舗へ現地調査に伺いました。

〉〉ここまでやります無料点検

屋根葺き替え前の調査で、経年による錆が屋根の波トタン全体に現れている状況がわかりました。
雨水が滞留しやすい谷の隅の部分（赤丸部分）などは特に腐食が著しく、早急な対処が必要であることが一目で分かります。内部での雨漏りはここからといえます。

【参考記事：雨漏りを発生させないために雨水を排水させる雨仕舞い】

今回はガルバリウム鋼板を使って、屋根勾配の方向の継ぎ目を設けないタテハゼ葺き（瓦棒葺き）での屋根葺き替え工事をさせていただくことになりました。

【参考記事：トタン・ガルバリウム鋼板・エスジーエル、金属屋根徹底比較】

屋根葺き替え着工～ガルバリウム鋼板屋根仕上げ

◆屋根葺き替え／野地板

まずは古い波トタンを撤去しました。
屋根葺き材がここまで劣化していると下地にもダメージが及んでいますので、構造用合板（コンパネ）でしっかりした屋根面を形づくります。

【参考記事：屋根の内部の構造】

【参考記事：屋根の重要な部分野地板】

今回の建物は勾配なりに流れた雨水が壁（屋根を囲むこういう形の背の低い壁をパラペットと呼びます）に遮られる形なので、雨水が溜まらないよう排水ドレンで水を抜くことになります。

【参考記事：雨漏りの原因となりやすいパラペット】

そこで、ドレンを設置する場所のコンパネにあらかじめ赤丸部分のような孔を設けておきます。

◆屋根葺き替え／防水紙

次に下葺き材の改質アスファルトルーフィング(防水紙)をタッカーで留め付けていきます。

【参考記事：防水紙の重要性】

この屋根形状の場合、下葺きをした状態では雨水の抜ける経路がありませんので、
降雨のおそれの大きいときは、仕上げ施工までの期間、上からブルーシート等での養生が必要となります。

◆屋根葺き替え／ガルバリウム鋼板

谷部分にガルバリウム鋼板を張り（雨水の逆流を見込んで広く張ります）、タテハゼ葺きを仕上げ、笠木等の役物を取り付けます。

壁際の水切りは伝わった雨水が壁際から少しでも遠い位置に落ちるよう赤丸部のように外側に折り曲げます。
普段人の目や手に触れることのない屋根ならではの工夫です。

ドレンには落ち葉等のゴミによって水が流れにくくならないよう、キャップが付いています。
もちろん定期的に点検をしてゴミが溜まっていないかの確認をしておかないと、思わぬところから雨漏りをする可能性があります。